2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

同僚退社

さよなら、さよなら! いろいろお世話になりました いろいろお世話になりましたねえ いろいろお世話になりましたさよなら、さよなら! こんなに良いお天気の日に お別れしてゆくのかと思ふとほんとに辛い こんなに良いお天気の日にさよなら、さよなら! 僕、…

『扉をたたく人』(The Visitor)

青い空は動かない、 雲片一つあるでない。 夏の真昼の静かには タールの光も清くなる。夏の空には何かがある、 いぢらしく思はせる何かがある、 焦げて図太い向日葵が 田舎の駅には咲いてゐる。 ――中原中也「夏の日の歌」(『山羊の歌』収録)よりこの土日の…

星になったチロ

天体写真家・藤井旭さんの著書『星になったチロ』を最初に読んだのは小学校5年生の頃だった。チロは白河天体観測所という、藤井さんたちがつくった天文台の天文台長をつとめた北海道犬だ。犬の天文台長。実際とても星が好きで、賢い犬だったようだ。本書は藤…

ノーザンライツ

アラスカの大自然に魅せられた写真家、星野道夫。写真家だけどその文章も素晴らしい。本書『ノーザンライツ』は星野がロシアでの取材中にヒグマに襲われて亡くなった後に発行された、アラスカの自然とそこに生きる人々の姿をつづった遺作。お話は20世紀初頭…

一週間

先週は体調不良でなかなか仕事が進まず大変だったがどうにか乗り切った。頻繁な頭痛は昔からだけど、九州生まれ&夏生まれのくせに夏の暑さに対する耐性が弱ってきた気がしてならない。齢28にして既に老い始めたか。27歳で『晩年』を書いた太宰治をふと思い…

『湖のほとりで』

今週末から始まった映画『湖のほとりで』を観てきた。イタリア映画。2008年度のダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞(イタリア版アカデミー賞らしい)というもので史上最多の10部門を独占した話題作だそうで、それがどのくらいすごいことなのか知らないものの、…

一望千里

昨日今日と猛暑が続いております。今日は最高気温32度だったそうです。四谷の某社でミーティングがあったのでスーツにネクタイで行ってきましたが酷かった。普段は私服で仕事をしているので、こういうときに世のスーツ族一般の忍耐力に改めて敬服します。私…

オバマ政権の支持率

オバマ政権の支持率がやや下がっているようだ。ある調査では初めて60%を割ったらしい。先月18日に発表されたニューヨークタイムズとCBSテレビの世論調査では支持率63%だった。依然として高水準ではあるが、「オバマ政権が財政赤字削減に向けた明確なプラン…

ロバート・マクナマラ

7月6日、ロバート・マクナマラが死んだ。かつてケネディ、ジョンソン政権で国防長官を務め、その後は世界銀行総裁を務めた人物だ。マクナマラの頭脳は「あれほど優秀な人間を見たことがない」と多くの人が驚嘆したそうで、ハーバードで20代にして教鞭をとっ…

無駄とは何か

人は往々にしてすぐ目に見える成果を求めてしまう。1つの行動で1つの結果が返ってくる、あるいは3つの投資で4つのリターンがある、そういうふうに考える。10の行動によってようやく1が返ってくるかどうか、というふうにはなかなか考えないか、考えるときは残…