最後の授業 ぼくの命があるうちに

すばらしい本がランダムハウス講談社さんから出ましたので紹介します。

最後の授� ぼくの命があるうちに DVD付き版

余命半年と告げられたカーネギーメロン大学の教授ランディ・パウシュが書いた本です。彼の「最後の授業」はインターネットで配信されるや大反響を巻き起こしたという。詳しい説明はアマゾンのページに充実しているのでそれをご覧ください。

夢をあきらめないこと、まわりの人が夢をかなえる手助けをすること、人生を楽しく、感謝をもって生きること、などなど、死を前にして明るさを失わない、それどころかいっそう生きることを楽しんでいるパウシュ教授のメッセージが、少年期からのさまざまなエピソードとともに語られています。DVDもついていて「最後の授業」の模様を映像で見ることもできます(なお、DVDなしの廉価版も同時発売されています)。

これは、まちがいなく今年の私的ベストブックランキングのトップクラスに来る本です。

感動する、という言葉ではちょっと言い表せません。
このブログを見てしまった人は、ぜひ実際に本をお読みください。


付記。本の内容がすばらしいだけでなく、出版業界に身をおく者としては、その品質のすばらしさも指摘しておきたい。いい仕事しています。訳者は同じくランダムハウス講談社から昨年出たベストセラー『マイクロソフトでは出会えなかった天職』(これも、すばらしい本です)の訳者でもある矢羽野さんという人。今回も、同社の編集者さんのセンスのすばらしさと訳者さんの文章のすばらしさに甚く感銘を受けました。