「働く子どもに教育を」児童労働反対1万人署名

『チョコレートの真実』をお読みいただいた方はご存知でしょう、「児童労働」の問題。そこで取り上げられているアフリカのカカオ農園をはじめとして、世界には、劣悪な環境の下で強制的に労働に従事させられている子供が大勢います。その裏には、貧困のほか、産業界・政界・官界の汚職、国際的な政治力学などが作用しており、先進国の産業や消費者も決して無縁ではありません。

現在、児童労働ネットワークにより、児童労働反対を訴える「働く子どもに教育を」1万人署名の運動が行われています。集められた署名は6月12日の児童労働反対世界デーに日本政府に提出され、児童労働撤廃のための働きかけを訴えるのだとのこと。インターネットで署名ができますので是非

無論、この長い歴史と複雑な背景を持つ問題は、容易に解決されるものではないでしょう。しかし先進国からの援助や貧困撲滅の働きかけなどにより救われる子供もいるはずです。1人の署名の力は微々たるものですが多数集まれば何かを動かせるかもしれない。ご協力をお願いします。

たった一人の力では、この地球上に蔓延する社会悪――みじめさと無知、不正と暴力――に対して何もできないという考えに、けっして屈してはいけない・・・歴史そのものを変えられるほど偉大な人間はそうはいない。だが、出来事のほんの一部なら、私たち一人一人の力でも変えることが出来る。そして、それらをあわせたものが私たちの世代の歴史として記されるだろう・・・。

勇気と信念に基づく無数の行為によって人類の歴史は作られる。人は理想のために立ち上がり、人類の幸福のために行動し、不正に対してこぶしを振り上げる。そのたびに、人は小さな希望のさざ波を送り出す。そのさざ波は、エネルギーと勇気にあふれた他の無数の中心から生まれたさざ波と交差する。そのとき、これらのさざ波は一つの流れとなり、圧政と妨害の巨大な壁を押し流すだろう。(ロバート・F・ケネディ