You Can Hear Me Now

バングラデシュにおけるグラミンフォンの成功をはじめ、開発途上国での携帯電話サービスの急速な普及とその巨大な経済的・社会的インパクトについて描いた本、ニコラス・サリバン著『グラミンフォンという奇跡』。昨年手がけた本としては非常に思い入れの深いもので、このエキサイティングな起業物語をより多くの人に知ってほしいと思っています。

グラミンフォンという奇跡 「つながり」から始まるグ��ーバル経済の大転換 [DIPシリーズ]

ところでこの本の原題は You Can Hear Me Now といって、これをそのまま日本語タイトルにすると分かり辛いので『グラミンフォンという奇跡』にしたのですが、先日、著者ニックのブログを久しぶりに見てみたら「You Can Read It Now (or Can You?)」と題する記事がありました。見ると日本語版の本について書いている。


I just got a copy of the Japanese edition of You Can Hear Me Now, which has been out since July 2007, and it looks great. A nice cobalt blue cover. Take a look at Amazon Japan. There are lots of reviews there, but of course I can’t read them. If anyone else can, let me know what they say!
版権取引を仲介したエージェントを通じて本を送るのですが、それがこの記事の書かれた2月にようやく届いたらしい。それはともかく、アマゾンジャパンのレビューが気になっているようなので、下手な英語に翻訳して送ってあげたら喜んでくれました。日本での売れ行きや読者からご好評いただいていることについてもとても喜んでくれていて、この本を通じて経済開発への関心が日本でますます高まることを願っているとのこと。

By the way, I think the cover and overall look of the book is very nice. The blue color is very sharp and attractive. Great job.
とも書いていて、原著者ニックとしては日本語版のカバーデザインをかなり気に入ってくれた様子。ちなみに米国ワイリー社から出ている原書のカバーデザインは以下。

How Microloans and Cell Phones are Connecting the World's Poor to the Global Economy

これも印象的ですが。日本ではサムライブルーで。今後も多くの人にお読みいただければと思います。