ものづくり教育

同僚Mが会社のブログに会社とはまったく関係のない話題を書いていやがる。「企業と学校がコラボレーション。ものづくり教育への挑戦」と題する記事。同僚が見学に行った品川区立日野学園でのソニーエンジニアリングとの共同企画授業の模様を伝えています。

子供たちが基盤設計からデザインから行ってライントレーサー(床に描かれたラインを光センサーで認識して自動走行させる自動車型簡易ロボット)というものを作る授業だそうです。おもしろそう。気になったので日野学園のサイトを見てみたら、いろいろ体験型学習に力を入れている学校なんですね。

企業と学校が連携する事例は最近増えていると思いますが、この例のように1年がかりでカリキュラムを組んで行うのはまだまだ少ないのでは。以前、神奈川総合産業高校(LiSA)に見学に行ったことがありますが、そこは数多くの企業が関わっていた。県立高校でもこんな取り組みをしているところがあるんだと感動したものです。

日野学園の「ものづくり教育」のカリキュラムは、ソニーエンジニアリングが新人研修で使っているプログラムを小学生向けにアレンジして作ったのだそうです。そういう形でプログラム作れる企業はいくらでもあるんじゃないかなという気がします。出版や書店はイメージもしやすいだろうし。雑誌を作ってみよう、とか(これは文集づくりなどに近いか)、本のカバーデザインやキャッチコピーを考えよう、とか、本を読んで感想をもとにPOPを作ろう、とか、いろいろできそう。余裕さえあればですが。

企業が学校教育に協力していくのは基本的には良いことだと思います、この点特に、退職された団塊世代の方々など経験も知識も時間も豊富な人々が参画していく動きが広がるととても良いなあと思います。ちょうど先日、50代の人と夏休みの自由研究の話をして盛り上がったためもあって、そんなことを思いました。